テクノロジーシンクタンク東セラ、《Z-1計画》推進新たな応用技術誕生゛
IPX-(Rolling Dies-Rack Type Rolling Dies) ねじ転造ダイス、金型、パンチ、に革新的工具寿命得られます。
今般東京セラミック社はネジ転造工具にINPLATE-IPX10処理をすることにより2倍~5倍以上の寿命延長が可能な新技術の開発に成功、本格的な受託処理体制を確立しました。
INPLATE-IPX処理は一般的に行われている表面処理とは異なり、特別な電磁場エネルギーを利用して、低温にて金属組織を変化させ硬度を高め靭性を補って転造ダイス工具を強化を計り耐磨耗性を防御し寿命延長させます。
◎ 東セラのZ−1計画要旨
現代の製造業は、大きな転換期に入っています。従来の資本主義の主導権は欧米、日本が資本と技術を圧倒的な力で保有し技術開発力、製造ノウハウを確保し長年世界をリードしてきました。近年は強大なマーケットを保有している中国、インド、ブラジル、東南アジア諸国、南アフリカ、ロシアなど開発途上国は、最近のインターネットエコノミー化に乗じて急速な情報収集力の進展に伴い各製造業は先進国を追い上げもしくはトップの座を占める業種も多々出てきています。まさに生存競争が世界的レベルで始まっているのが今現在の製造業です。
弊社のZ-1計画はあらゆる産業界に、具体的に活用できるテクノロジーソフトウエアーを保有この技術(表面改質⇒ねじ転造ダイス、パンチ、切削工具、各種塑性加工金型等ら)をコアーにして生産効率とコスト削減を計るために自信を持って提案できるプロジェクトです。常に東セラは現場第一主義の創案を元にビジネスを推進しています。Z-1計画はスリムな耐力を維持アメーバーのような柔軟な企画戦略でコスト削減を成し遂げ次のステップへ移行します。
東京セラミック社技術部(Z-1計画)は、塑性加工の分野において先進技術の開発に全力を集中し、常新しい発想の提案をして技術向上とコスト低減に貢献してきました。弊社は特に加工技術における表面改質シンクタンクとして冷間鍛造金型、ダイカスト金型、プレス金型などを対象に多彩な応用技術の確立に全力を尽くしています。すでに多くの企業が採用して生産効率と原価低減に寄与しています。
Innovative IPX Surface Treatment
IPX-10
Rolling Dies(RackTypeRollingDies)
東京セラミック社は日本中枢トップメーカー各社と直接の取引を開設、あらゆる分野でのInplate IPX処理技術の浸透を計っています。
今般、東セラはねじ転造工具にInplate-IPX10処理を施すことにより2倍〜5倍寿命延長が可能な新技術の開発に成功、本格的な受託処理体制を確立しました。
※転造とは、強い力を加えて素材を変形させる塑性加工の一つで、棒状の加工素材を回転させながら、転造ダイスと呼ばれる工具により成形します。素材をダイスの間ではさみ、相対的に回転させる加工法のことです。転造加工の大きな優位点は切削加工に比べ加工時間が短くかつ金属組織の切断が不要のため製品も強度的にも優れています。苛酷な加工のため金型の寿命が短命でコストがかかり課題となっているのが現実です。
Inplate-IPX10処理は一般的に行われている表面処理とは異なり、特殊な磁場エネルギーを利用して、低温にて金属組織を変化させ硬度を高め靭性を補って転造ダイス金属そのものの強化を計る方法です。
東京セラミック社は主な用途を確認①ねじ転造丸ダイス②セレーション転造丸ダイス③その他ロータリー(プラネタリ)式ネジ転造ダイス、タッピングねじ転造平ダイス④ラック形転造ダイス⑤冷間鍛造などの各種転造工具を大幅に寿命向上を得る処理です。
- Inplate-IPX10処理は①各種金型(プレス、ダイカスト、プラスチック、その他塑性加工金型)②あらゆる切削工具(スローアウエイチップ、エンドミル、ドリル、サイドカッター、ホブ、ブローチ、リーマ)などで材質は超硬、ハイス、CBN、合成ダイヤモンド、サーメットなどあらゆる分野の素材に適用できます。
- Inplate-IPX10処理は、特にねじ転造ダイス、冷間鍛造における金型に焦点を絞り開発された処理で加工時におけるカケ防止技術で硬度を上げながら靭性を補完しています。
- Inplate-IPX10処理は、一般的に行われている表面処理(窒化処理、真空熱処理、PVD、CVDコーティング)とは異なり、特殊な電磁場エネルギーを利用してナノミクロンの世界で金属組織を変化させ、微量ながら硬度を高めながら耐摩耗性を強化します。
- 電磁場エネルギーの働きでハイス鋼、超硬工具からコバルトがにじみ出すのを防ぎ、工具の摩耗を抑制する。加工面の粗さについても30%~40%改善できる成果を確認している。チタン、ステンレス鋼など難削財の切削効率向上にも寄与できる。
- Inplate-IPX10処理は、電磁場の高エネルギーを直接金属組織に作用させるため、エネルギー効率が非常に高くこの方法においても低価格にてサービスできコスト削減に大いに役立ちます。
- Inplate-IPX10処理は、高出力エネルギーがダイス表面に瞬時に走行するとき被加工物にある不純物を取り除き、表面がピュアー状態となり潤滑性が付加し摩擦係数が減少する。
- Inplate-IPX10処理は、各種金属組織を高出力エネルギーにより緻密化しカケ、クラック等を防御又金属組織が強く連結し引っ張り強度を向上させる。
- Inplate-IPX10処理は、加工処理温度を調整できるため(80℃~350℃)寸法変化は全く起りません。冷間鍛造金型のダイスでも(超硬ロウ付け工具)安心して処理できます。
- Inplate-IPX10処理は、潤滑性が付加されるため耐溶着に効果がみられ難削材に成果が得られます。①ステンレス②チタン③インコネル④アルミニウム⑤真鍮⑥銅
- 自動車部品などのボルトやナット、精密部品は金属を常温で金型に押し込む冷間圧造、冷間鍛造で作られる。従来不可能とされてきた複雑な形状でかつ高精度な製品の実現やネットシェイプによる一発成型の省工程の製品つくり、さらには、一般的に成形が難しく、熱間鍛造や粉末冶金に頼る難成形素材への対応まで用途は拡大しています。
- 東京セラミック社は長い間実践してきたテクノロジーを最大限に応用し最先端表面処理Inplate-IPX10を活用すれば冷間鍛造の基礎である金型の寿命向上に役立ち世界間の競争に勝ち抜きます。