日本タングステン社、アルファ技研は放射線を遮断するタングステンシートの増産に入った。東京電力福島第一原子力発電所への放水に使われる車両向けに供給する。このシートはさみで簡単に切断できるなど非常に加工しやすい。放射線を廻り、作業の安全性を高める画期的なテクノロジーです。従来は、安価な鉛の板が使われてきたが、人体や環境に有害として世界てきに問題となっていた。アルファ技研はタングステンを混ぜこんだ樹脂の開発に成功、主な取引先は三菱重工業ですが今後世界的に増加する。
シートは原発への放水作業にあたる特殊消防車両やコンクリート圧送機などに装着され、放射線から作業員を防護するのに使われる。東日本大震災前は、原発の定期点検やエックス線検査など医療用に製造していた。
タングステンシートを製造するアルファ技研(神戸市、古沢達雄社長)は東日本大震災が発生した11日以降に7トンの在庫すべてを自衛隊に売却した。
現在、緊急体制で増産に整えている。